今日は武蔵野桜まつりです。協賛して武蔵野クリーンセンターでエコマルシェが開催され、吉祥寺東おもちゃ病院も出展し、私も参加することになりました。西東京市民ですが武蔵野市の方のイベント参加数が多いのは横に置いておきましょう。
会場の眼の前の武蔵野市役所周辺の桜の木は満開。都内でも屈指の桜の名所です。

数日前までは雨予報でしたが幸運にも晴れ、しかも満開と重なり人手は想像以上。おもちゃ修理の依頼も全体で20件以上あったようです。
トミカ バブルシューター
引き金を引くと赤色灯と正面のライトが点灯してシャボン玉が出るというおもちゃです。存在は前から知っていましたが実物を触るのは初めて。

電池を入れても動きません。早速、分解してバッテリ端子を磨いたら導通するようになりました。
主訴はシャボン玉が出てこないということでした。

シャボン液のポンプアップもうまく行っているようですが、引き金を引くと吹き出し口のところのレバーが動いてシャボンの膜を作る機能がうまく動きません。沢山遊んだのか内部は砂だらけになっていて引き金もがたがたしています。砂をきれいに取り除いても動きが固くて手詰まりです。
先輩ドクターに対応を尋ねたら、シリコンオイルを塗布すると摩擦が取れてスムーズになると言われやってみたらそのとおりに!
すべての電極を磨いてアルコールで洗浄し、元の形に組み上げて、実際にシャボン液を取り付けて実験してみたら、無事にシャボン玉が吹き出るようになりました。ちょっと周りの視線が気になりました。
このおもちゃは水を使うにもかかわらずモータなどの電気部品を防水する措置はまったくなくバッテリ端子も錆びやすい金属が使われていました。
リラックスサウンド

二件目は、リラックスサウンドという初めて見るものでした。波の音や鳥の鳴き声などの下に並んだボタンを選択すると、それに応じてスピーカーから音が出るというものです。本体横のスライドスイッチで鳴動時間を選択できるようになっていて、ボリューム調整もできます。
電池の蓋が取れなくなったので開けてほしいというご要望だったようですが、受付から回ってきたときは新しい電池を入れても動かないのでちょっと見てほしいということでした。
外見に異常はないため早速開けてみることに。

わずかに埃は入っているものの内部も基板もきれいでした。基板はCOBとオーディオアンプのLM386と増幅用とトランジスタ二個の簡単な回路。基板には正常に電圧がかかっていました。COB不良でないことを祈りながら、テスタを当てていると、ボリュームに触ったときにいきなり音が鳴り出しましたが、再度ならなくなりました。これはボリュームの接触不良かなと問題点を絞り込みました。
結果的にはボリューム内部はきれいでしたが、ボリュームのスイッチ部分の接触が黒ずんで不良になっていました。長いこと使ったようで、黒い粉と埃や油脂がついていたので絶縁されてしまったのかも知れません。幸いにもボリュームのガリはありません。

アルコールで拭き取って洗浄、スライドスイッチには接点復活剤、スピーカの導線が切れかかっていたのでハンダ付け、これで本来の動きを取り戻したようです。
持ち込まれた方は脚の不自由なご老人で再度とりにくるのは大変だから待っておくということで(私の気が付かないところで)じっと修理作業を見守られていたようで、作業が終わったタイミングで、とても感激された様子で近づいてこられました。
電池の蓋が開けにくいということだったので、その場で相談して爪の部分を少し削って柔らかくして、コインで開けられるようにスキマを作ってお返ししました。一件落着。
プラレール細長いタイプ

プラレールのスイッチがスライドしなくなったということです。
たしかにビクともしません。本体の部分がないままで持ち込まれたのは初めてです。早速、スイッチ部分を見ることにしました。順番に分解してギアをバラバラにしないようにそっと開きました。昨日の教訓が活きています。

レバーの動きが固くてギアの動きも悪い状態でした。
結果的にはレバーのひかかりを作っている出っ張りを少しだけ研磨してシリコンオイルを塗布して症状はかなりよくなりましたが、まだ安定的にスムーズに動くとは言えません。ただそれ以上の対応となるとギアの交換などすることになってしまいます。
今日のところは蓋をした状態でスイッチを動かしてモータが動くことを確認したうえで、スイッチを動かす際の注意として頭の部分ではなくなるべく根本に近い方を押すようにしてもらうことをお伝えして返却しました。

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