桜の開花が進んでいます。あいにく今日は雨ですが自転車に乗って児童センターへ向かいました。春休みで雨の平日だからなのか、子どもたちが沢山いて例月よりは賑やかでした。
しかし病院への来客はまったくなく開店休業状態。11時くらいになってようやく受取の方が来られたものの先月の預かり品(ラジコンのギア)の部品が届いただけでまだ修理途上(別のドクター)でした。そんなところに同じシャシーで意匠の異なるラジコンを持ち込みがあり、ベテランドクターが修理されるのをしばし見学。
持ち込まれた方も修理には興味があるらしく、別のラジコンと構造が同じことを活かして写真を取りながら、自分のラジコンの組み立て回復を行っていました。将来はおもちゃドクターになられることでしょう。
お昼前くらいに、ようやく一人目の修理依頼がありました。アンパンマンレジスターです。

アンパンマンのレジには色々な種類があるのを見てきました。高度なものは計算機能などついていますが、これは単純な機能です。しかも電気系統は壊れておらずバッテリもほぼ新品で音声は仕様通りの様子。
主訴は、右のバーコード読み取り装置のコードが切れてしまったということでした。写真がなぜが残っていなかったのですが、白いビニルテープがぐるぐる巻きにされていました。

修理方針としては読み取り装置と本体とを接続するケーブルは二本線だけで読み取り装置のボタンを商品に当てると物理的にスイッチが入って回路が閉じる仕組みだったので、ケーブルを取り換えることにしました。たまたま他のドクターがAC用の太いケーブルの切れ端を持っていたのでそれをいただきました。
読み取り装置側は他のドクターにお願いして、自分は本体側の接続を担当することに。そのためには接続部にアクセスしなければなりません。
当初はケーブルが切れている胴体部の裏蓋の7本のネジを外してみたところ、それ自体が底盤とレジ面とで挟んで固定されていることがわかりました。
そこで底盤側の底蓋のネジを外してさらに胴体の底部を固定しているネジを外し、次にレジ面の裏側のネジを外してレジ面を開き、その中にある胴体の頭部のネジを外して、ようやく胴体を開くことができました。

ドクター見習いを始めてようやく1年になりますが、これだけ沢山のネジを外したのは初めてです。しかもこのおもちゃのケーブル接続はコネクタが使われておらず各導線が一つ一つはんだ付けされています。修理中に引っ張ったりして外れると危険なので写真を撮っておきました。
読み取り部の接続されたコードが戻ってきたので、胴体側内部の導線と接続。ここは基板のランドがあるわけではなく、本当に二本の導線と接続されているだけでしたので、一本ずつはんだ付けして熱収縮チューブで補強した上で、さらに二本をまとめて熱収縮チューブで固定しました。
胴体の穴に挟んでコードを引き出すのですが、そのままでは引っ張ると内部の導線に力が及んでしまうため、結束バンドを胴体の内側と外側とにつけて動かないようにしました。これで押し込みにも引っ張りにも対応できます。

各スイッチを押してみると正常に動作しており、また読み取り装置も音が出るようになりました。
先輩ドクターのアドバイスで電池ボックスのコネクタの錆を落とすようにということだったのですが、マイナス端子が一つ錆びついていて磨いてもとれなかったため、新しいものに交換。

無事修理完了。
その後の来院はなく雨も小降りになったのでいつもより早い時間に閉院しました。


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