心地よい風が吹く週末。午前中は吉祥寺北コミセンです。
今日はなぜか持ち込みが少なく朝イチでイワヤの犬が一件あるのみで、ドクターたちはお茶を引いている状態でした。隣のグラウンドでは運動会のような日だったので、おもちゃの持ち込みするゆとりはなかったのかも。
そういうなかで、一件持ち込みがあり、赤ちゃん用のバイブレーション枕の持ち込みがありました。何やらわざわざ輸入されたもののようですが、写真撮影時にこれを赤ちゃんに当てると落ち着いてくれる不思議な装置です。主訴は電源が入らなくなったということで外部のマットから取り出した状態で持ち込まれました。4本ある導線のうち一本が外れていたのでこれが原因とすぐにわかりました。

軽くはんだ付けすれば終わりかなと思ったら、基板がケースのプラスチックに留められていてここを溶かして外さないとはんだ付けできないことがわかりました。先輩ドクターと相談して、基板にはみ出ている樹脂をハンダごてで溶かして基板を外し、導線をはんだ付けして元に戻しました。
戻す時はプラスチックの変わりにインシュロックを溶かして固めました。
線が切れた原因は写真右側の首の部分が左側のケースに勘合していたはずが外れたためですが、ケースのネジが緩んで抜けてしまい動かしているうちに切れたものと考えられます。そもそも振動があるものなのでネジが緩むのは想定しておかねばなりません。
無事に動いたのでその場で返却できたので良しとします。
午後は場所を月見路に移して、ここではおもちゃのトランシーバの持ち込みがありました。
電源を入れると電波が出た状態になっていわゆるPTTボタンはなく、4センチ四方のプッシュボタンぽいプリントがされているシートを押すと「るるるるる」と呼び出し音が鳴って相手に伝わる仕様です。トランシーバがペアで持ち込んでいただいたのでその仕様がすぐにわかり助かりましたが、二台のうち一台が呼び出し音が出ません。ただし変調の送受信はしているため呼び出し音が出る部分の回路になにかの問題があることが推定されました。

中を開けてみるとなんだか懐かしささえ感じさせる部品の載った回路です。GAKKENの文字が刻まれています。発振用と思われるクリスタルも搭載されていて真ん中のコンデンサで周波数調整をするのでしょう。スライドスイッチのところがガリガリ言っていたのでアルコールで吹いて接点復活剤を塗布したら、呼び出し音が回復しました。
これで一安心と元に戻して最終テストすると呼び出し音が鳴らなくなりました。再度ケースを開いて同じように試すと今度は鳴ります。何度かこれを繰り返してみるとケースに入れたときにケーブルがよじれてハンダが浮いている箇所があるのではないかと考えました。
そこで電源系を中心にはんだ付けをし直したところ、再現しなくなりました。ケースに収めて見るとまた音が出ません。どうやらケースで基板が押されることで接触不良になっている可能性があり、もう一度導線の位置などを調整しながら基板に力が加わらないようにしてネジを締めたら無事に仕様どおりの動きをするようになりました。

スイッチは板状のもので押す場所は関係なくどこかを押せば通電するようです。感圧式タッチパネルです。当初コンデンサ容量の変化をICで検知して処理をしているものだと考えましたが、調べたらタッチパネルの一部に穴が空けられていて指などで加圧するとそこから通電するような仕様のようです。


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