IH炊飯器の内蔵電池交換(未完)

研究

今年は色々とものが壊れる当たり年なのか、今度は炊飯器が不調で、フロントパネルの時計の表示がおかしくなりました。コンセントを外すとしばらくして表示も消えてしまいます。使い方にもよりますがおよそ5年くらいで内蔵電池が切れるようですので、その条件に該当します。拙宅ではタイマー予約などはしないので時計が壊れても特段支障はないのですが、マニュアルを見ると内蔵電池の消耗は自分で交換はできないと書かれています。

そう言われると中を見たくなる性分なので、早速分解してみます。ネットで調べるといくつか事例がありますが型番が違いました。ただ設計としては電子回路に電池を載せるのがもっとも低コストです。一方、取り換えを考えると、例えばおもちゃのように裏蓋を開けると電池が見えるという形にするのがいいでしょう。

電子回路部分はフロントパネルの液晶表示が載っている部分のはずなので、パネルの枠の隙間に時計修理の裏蓋開け用のコテを突っ込んで外しました。

剥がしたところです。上部は鍵型のひっかかりだけではなく両面テープで止められていました。炊飯器の蓋を開けたときの水滴が隙間から浸入すると電子回路なのでおそらく防水のためでしょう。ガイドラベルの右下に隠れている丸っこい黄色のものが電池です。

ガイドラベルを剥がすと正体を表しました。

CR2477という3Vのリチウム一次電池です。市販価格は600円程度とややお高いですが、Panasonicのサイトを見ると公称容量は1000mAhとそれなりにあります。一次電池ということは充電ができる二次電池ではないということで、消耗すれば取り替えるしかありません。

問題はこの電池が脚付きということは産業用であり脚は溶接された上で回路基板にはんだ付け(写真から見える面の裏側)されていて、一旦は回路基板を取り外さないと簡単には交換できないことです。炊飯器そのものが今後どのくらい使えるかは不明ですが、取り外したとしても後は電池ホルダを着けて家庭用に市販されている脚の付いていない電池を使えるようにするほうが良さそうです(脚付きはむしろ入手が難しい)。しかし、基板はしっかり留められていて外す方法が見いだせませんでした(おそらく内側からネジで留めてある?)。

メーカ修理に出すと「コンセントを抜くと時刻表示が消える」という症状にはおよそ 3,300円~3,850円の修理代金がかかるとホームページにありました。往復の送料や材料費、その他技術料などを考えると2万円弱の炊飯器には微妙な額ですね。

メーカもギリギリのところまでコスト削減していますので、電池ホルダを着けて外から交換できるようにするよりは基板に一括で部品として電池を載せるほうが設計も製造もコストが低いのでしょう。一方で環境負荷や修理する権利などの考え方からすると、いいものを長く使えるようにするというのも大切な考え方です。ただし高くなるから長く使えるとも限らず、そこの安心を得るためにサブスクモデルが出てくるのも頷けます。

修理以上にいろいろと考えさせられる出来事でしたが、今回の研究はここで一旦中断して、元通りに蓋をして終えることにしました。

諦めたわけではなく、底蓋を開けて中から基板を取り出して電池交換するにはそれなりの時間を覚悟しなければならず、もしかすると夕食の支度に間に合わないと山の神のご機嫌を損ねるかもしれないので・・・

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