20250925ひばりが丘児童館

活動記録

本日はたくさんの持ち込みがありました。一人お休みで、6人での対応です。

自分が担当したのは、時計の修理とイワヤの猫です。

くもんの知育時計

何かにぶつけたら時計の針が外れてしまい回転しなくなったというのが主訴です。

この手の時計の修理は何度かおもちゃ病院以外のところで経験しているので、すぐに対処方法がわかったことから、自分の担当になりました。

写真の0分、21分、30分、39分の位置の外枠の黄色いところに小さな穴が見えますが、ここに時計の文字盤のカバーがはめ込まれています。ここを外してしまえば針を軸にはめ込むのはかんたんです。

まずは裏蓋のネジを外して裏から勘合しているところをマイナスドライバー等で何度か押せば表のカバーは外せます。針を取り出してはめ込むだけです。時計のモジュール自体は似たようなものなのでコツは同じで、針を曲げてしまわないように丁寧にはめ込むことが大切です。実はアラーム付きの時計ははめ込む角度を間違えると、設定した時刻に目覚ましが鳴らないという事態に。

アラーム用の針を0時に合わせて、丁度、アラームがなった時刻に電池を外し、針を全部12のところに合わせてはめ込むと、これがうまく行きます(理屈上)。ただ実際にテストしてみたら5分遅れでした。一応、誤差の範囲ということで利用者の方には宥恕いただきました。m(_ _)m

イワヤの猫

実は猫は2つほど持ち込みがあって1つ目は他のドクターが対応していたところ、ほどなく全く同じ意匠の猫が持ち込まれて、症状も同じという偶然が重なりました。

主訴は、鳴き声がしない状態でした。ただ電源を入れてみると首の動きがやや不自然で異音がありました。よくある手足の骨折は見られませんでした。これはもう分解するしかありません。

バッテリボックス周辺から外皮を剥がしていき、後ろ足、しっぽ、前足の順番に外していくと笛の部分が現れます。

笛はふいごによって空気を送って鳴き声を発する仕組みですが、ふいごを押しても鳴きませんでした。ふいごにも針穴のような小さな穴があったのでそれを塞ぐために別の紙を使ってふいごを再生しました。笛部分を外して口で吹いても鳴きません。どういう理由でこういう部品が壊れるのか理解に苦しみますが、他のドクターから替わりの笛をもらいました。しかし強くふいごを押さないと音が出ないという壁にぶつかり、ここはご容赦いただくことにしました m(_ _)m

なお、鳴き笛の修理方法については以下のリンク先がありますが、笛部分の構造が違っているようなのでそのとおりには出来ませんでした。

鳴き笛単体では手芸用品としてハマナカ商店というところで販売しているようです。

更に別の問題があり、首を支える軸が折れていました。

折れている

・折れ→

頭の部分の外皮の剥がし方があちこち接着されていて難しく、さらには折れたパーツを取り外すのに頭のネジがかなり隠れたところにあってそれを探すのに一苦労でした。

折れたパーツはそれなりに複雑な形状をしていましたが、他のドクターが3DPで起こした部品があったのですが一つしかなかったため、他の猫に使われることになり、自分の方はこれはステンレスワイヤで縛って付けるしかないという先輩ドクターの助言に従い、樹脂に穴を開けてワイヤを通す処置をしました。これは今日もっとも難しかったことです。

ドクターの助言では、3つの穴に2回ずつワイヤを通さないと必要な強度が出ないとのこと(理想的には3回通し)。穴あけは道具を拝借してなんとかなりましたが、ワイヤを通すのが難しかったのは、樹脂に空洞があり表面から入れたワイヤがウラ面にそのまま出てくるわけではなく、中でウラ面につながる穴にピッタリと通さないといけないところです。最終的にはなんとかなりました。

念の為、ステンレスワイヤで補強した上でAB混合の接着剤でモールドしました

最後は外皮を元に戻す作業ですが、口の部分がホットメルトで止められていたのをくっつけるのを忘れてしまったので、あとからドライヤで温めてもともと付いていたメルトを溶かしてくっつける方法を教わりました。

途中で二度ほど依頼主が心配されて来られたのですが、皮を剥いだ骸骨状態の猫を小さい子供に魅せてしまい、ショックを受けたのではないかと心配しています。m(_ _)m

その他

スピーカの分解の方法も教わりました。シンナーをコーンの周辺部に塗布して数分待つと接着剤が溶けるので、針などを使ってコーンを剥がすという方法です。

その際、シンナーは薬局でもらう目薬の瓶に入れておくと密閉性が高くまた液垂れしないということや、コーンにシンナーを落とすときは目薬瓶からではなくピンセットをつまんでシンナーを落とし毛細管現象を利用して少しずつ塗布する方法を教わりました。

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