
ジャンク品店で目が合ったためついつい手を伸ばしてしまいました。外見は少し汚れがあるものの骨折や脱臼などの内部構造は触ってみても違和感がありませんでした。ただジャンク扱いになっているので動かないのでしょう。
イワヤの「Hug&Touchあまえんぼスパニエル」のようです。
持ち帰って電源を入れてみたら鳴き声がしました!但し動きがありません。しかし床に置いたらいきなり歩き始めました。頭を撫でると立ち止まってクンクンと鳴きます。尻尾もふりふり。
これでは修理する必要もなくなりました。なぜジャンクになっていたのかが謎です。
とは言えせっかく研究用に仕入れた個体ですので可哀想ですが分解を始めます。
外皮の取り外し
外皮を取り外す際にはマジックテープのザラザラした面にマスキングテープを貼っておきます。
※実はこれは分解が終わってから元に戻す際に気がついたのですが、もっと早く対処しておけばよかったので、後からここに追記しています。

電池ボックスのある外皮の切れ目からまず後ろ足を外します

それなりに力が必要でしたが後ろ足は出てきました

しかし尻尾まで外そうとするとどうも余裕がありません。仕方がないのでお尻部分の縫い目を少し解くことにしました。

無事に尻尾の構造が出てきました。バネでできていました。
さらにめくると背中部分にピエゾセンサー(マイク)が着いていました。

なお前脚の外皮を外すのはとても力がいりますので、(これも後から気がついたのですが)脚を留めているネジが見えたら外してしまったほうが楽です。もちろん取り付ける際も外皮に前脚をはめ込んでから関節部分を本体にネジ止めすれば簡単です。
首のところは結束バンドで固定されていました。

ニッパーで切って外しました。長さは20センチ弱ありました。頭部は簡単に外せましたが本体から頭部に向かって導線3本が入っています。

その先は綿が詰まっていたため取り出すことにしました。

取り出した綿と首輪の結束バンドです。

頭の色が変わる部分の裏側にセンサーが袋に入れて縫い付けられていました。

袋からセンサーを取り出す瞬間

取り出したセンサーの上面(頭から触れる側)は薄いテープを貼った銅板でした。

反対側はテープで保護してあったので剥がしてみたらやはりセンサーモジュールでした。

赤い導線は銅板に導通しています。

外皮は家人に頼んでアクロンで洗ってもらうことにしました。
全体像

色気も可愛さも全くない姿で、もしも可愛がっている子どもさんがいたら泣いてしまいそうです。そういう訳で特にぬいぐるみは修理の現場を見せたくありません。
動作テスト
パターン1
- 電源を入れて床面に置くと、ワンワンと鳴きながら歩き出します
- 背中のピエゾマイクを触ると立ち止まってハッハッハッという声
- しばらくするとまた歩き出して、同じ動作の繰り返し
パターン2
- パターン1で頭のセンサーを触るとクンクンと鳴き声が変わります
- しばらくするとまたパターン1に戻ります
パターン3
- 抱き上げると足の動きが止まります
- 縦に抱き上げたときに「カチャ」という音が聞こえてきます
- おそらく中に傾斜(チルト)スイッチが実装されているのでしょう
- 頭部のセンサーを触ると、お母さんの歌声が入り、犬の鳴き声の合の手が入ります
- センサーを触ると順にいくつか歌声の種類があり、犬の鳴き声が入ります
- 最後の歌で動かなくなります
- しかし床に置くとまたパターン1に戻ります
パターン4
- 横にして寝かせると動作が止まり静かになる(お休みモード?)
- 持ち上げるとまた元の動作になる
という具合でした。
電源スイッチを切らない限り以上の繰り返しです。子どもは電池が続く限り遊び続けるかも知れません。なおパターン4は孫(三歳)と遊んでいるときに発見したもので、他のものに興味が移って放置したことに気づかず私が持ち上げたら動き出したので気がついた仕様です。
本体の分解
(つづく)



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