ハンダゴテ温度調節の必要姓
自分の使っているハンダゴテは30Wの出力がありますが、これは元々回路基板にパーツをはんだ付けするのに丁度いい温度です。もともとは20Wのコテを使っていましたが、基板にパーツを載せるときは基板側に熱が流れてうまい具合にハンダが乗らないことがあり、30Wに変えた経緯があります。なお滅多にありませんが、BNC端子のハンダ付けなどは40Wを使うことがあります。
おもちゃの修理においては基板へのハンダづけ処理だけではなく導線の接続で使うことが多くありますし、逆に不具合のあるパーツを取り外したりすることも多く、30Wではやや高温のときはスポンジで粗熱を取るなどの工夫はしています。
しかし一番の問題は、コテを使っていないときにホットスタンバイしているとコテ先が酸化して黒くなってしまいハンダのノリが悪くなることです。コンセントスイッチでオフにすると再度使いたいときにまた加熱に時間がかかり手際が悪くなります。最近は温度調整機能付きのハンダゴテが当たり前のようになっていますが、使ってみると確かに便利ではあります。
そこで温度調節器を自作することに
秋月のキットがあったのでこれを活用します。
トライアックを使って交流電圧を調整(0〜100V)する回路です。

ハンダ付け
パーツも少なく基板もゆったりとしているのでハンダ付けはあっという間に終わりました。

問題はケーシングです。ケーシングは全体の見た目にもセンスが出ますが、ケースの加工とか配線の取り回しなど、また違うスキルが要求されるのですが、私の自作は大体ここで失敗します。今回は商用電源を直接扱うため、安全対策もしっかりと取らなければなりません。
以下のような工夫をしました。
- 商用電源からの入力はメガネプラグを使う
- 通電を表示させるためネオンブラケットでパイロットランプを点灯させる
- 過電流対策としてポリスイッチを回路に入れる(これは秋月の製作マニュアルにはヒューズを入れろと指示がありました)
- 出力側はACアウトレットをケースにはめ込んだものを使う
- ケースは当然にプラスチックで基板を固定するのもプラネジです(未使用)
しかしセンスのなさでやはり切り口は凸凹です。ケース加工についてはみなさんどうされているのか。どこかで学ぶ機会が欲しい!
配線の様子

パイロットランプは用途や考え方によって回路の何処に入れるかが変わってきます。今回は負荷に対して並列に接続しました。

商用電源からの接続は、間にレセプタクルヒューズを挟みました(黒いケーブルの先の裏側に入っています)
さてスモークテスト
一番緊張する瞬間です。バッテリ電源ならトランジスタが焼けるとかダイオードが弾くなどの現象が出ることがありますが、今回は商用電源と繋がっているため最悪はブレーカが落ちるかも知れません。
スイッチ付きのタップに接続して、スイッチを入れました。すると瞬間的にパイロットランプが点いてすぐに消えてしまいました。ランプが切れた?ヒューズが飛んだ?
ボリュームを動かしてもはんだごては熱くなりません。とほほ、失敗かも・・・
ポリスイッチ(ヒューズ)がちょっときついのかもしれません。だとするとしばらく置いてから再度接続すればまたランプは光るはず。最悪はトライアックが焼けてしまうことですがそれだけはカンベン・・
しかしテスターを当てて調べる勇気はない(100Vは怖い)
次回はポリスイッチを迂回して電源ラインを逆にしてはんだ付けして試します。

できました!


トライアックは交流なので方向性はないのかと勘違いしていました^^; 実際は商用電源側がT1端子、負荷側がT2端子に繋がらなければならないようで、逆に接続していました(煙が出なくてよかった)。
パイロットランプは、VOLコントロールを絞ると点灯し、HIGHにすると消灯するため、ハンダゴテの温度が低い状態でも通電していることがわかります。
利用した感想
コントローラの出力を最低にすると、ハンダゴテは熱は持つもののハンダが溶けない温度に下がります。電源を切るのと異なり、温度がゆっくりと下がっていくので最初は変化がよくわかりませんでしたが、確実に下がっていました。コテ先を掃除するスポンジの水が何とかジュっと蒸発する程度です。
いまはヒューズなしの運用なのでしばらく使ってみてヒューズの組み込みを考えるつもりです。


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